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本の紹介
松本 清張
新潮社 (1970/12)
売り上げランキング: 215293
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レビュー者不明
本書は、昭和34年(1959年)3月に起こった、日本人スチュワーデス殺人事件にもとずいてかかれた松本清張の力作である。カトリック修道会サレジオ会のベルギー人神父ベルメルシュが、交際中のスチュワーデス武川知子さんを殺害した容疑者として浮上した。しかし、ベルメルシュは、急遽帰国し、事件の真相は闇に葬られてしまった。
サレジオ会が経営する乳児院オディリア・ホームに勤務する保母が、年齢制限を超えているにもかかわらず、英国海外航空(BOAC)のスチュワーデスに合格し、初搭乗を前に殺害されてしまった。この女性の無念は、いかばかりであろうかと思う。
サレジオ会には、さまざまな性的な疑惑がつきまとう。この事件は、最大級のものである。文中では、「サレジオ会」→「バジリオ会」、「ドン・ボスコ社」→「グリエルモ教会」、「オディリア・ホーム」→「ダミアノ・ホーム」と置き換え、事件容疑者の「ベルメルシュ」を「トルベック」、被害者の「武川知子」さんを「生田世津子」と置き換えている。
(書籍紹介より)
救援物資の横流し、麻薬の密輸から殺人事件まで、”神の名”のもとに行われた恐るべき犯罪の数々。日本の国際的な立場が弱かったために、事件の核心に迫りながらキリスト教団の閉鎖的権威主義に屈せざるを得なかった警視庁−。現実に起こった外人神父による日本人スチュワーデス殺人事件の顛末に強い疑問と怒りをいだいた著者が綿密な調査を重ね、推理と解決を提示した問題作。